坂本八幡神社

かつて豪族麻植氏の祈願所であったものを,慶長3(1598)年に松尾・黄檗の両村氏が現在地に移して,村民共同の神社にしたと推測されています。
明治5年に村社となりました。

主な行事

初詣(はつもうで)

大晦日の夜遅くに出かけて,神前で新年を迎えるように詣でる人も多い。

戎祭(えびすまつり)

1月10日,商売繁盛を祈ります。

祈念祭(きねんさい)

「トシゴイノマツリ」とも言い,明治以降は2月17日を祭日としてきました。「トシ」は,稲及び稲を主とする五穀全てと野菜を含め,食物全体を意味し,「トシゴイ」は,稲を初め食物の豊作を乞うという意味があります。

鎮火祭(ちんかさい)

4月16日,秋葉社前で火難よけとして,地元の消防や各種団体が参加して式典を行います。

夏祭(なつまつり)

7月19・20日に,八坂神社の例祭,八幡神社の夏祭として行われます。花火・だんじり・みこし・餅まき等があります。

例祭(れいさい)

一般には秋祭と呼んでいます。恒例によって1年に1回,10月14・15日に八坂神社及び三嶋神社の例祭として行われます。花火・だんじり・みこし・相撲・餅まき等があります。

新嘗祭(にいなめさい)

「新嘗」は「新饗(にいあえ)」で,「新」は新穀を,「饗」は馳走を表します。春に五穀豊饒を祈ったのに対し,新穀を供えてお礼を申しあげる祭りです。全国の神社においては,11月23日に神恩感謝の意をこめ,合わせて国家・国民の平安と繁栄をお祈りします。

七五三詣(しちごさんまいり)

これまでの子どもの成長を祝うとともに,これからの健康と安全を祈願します。七五三が現在のように11月15日に定着したのは,天和元年(1681年)に徳松君(将軍徳川綱吉の子)を,この日に祝ったのが前例となったと伝えられています。

七社七鳥居参り(ななしゃななとりいまいり)

古くより春秋社日(春分・秋分の日に最も近い戊の日)に,川を渡らずに7つの石の鳥居をくぐり,7つの御社(三島社・蛭子社・八坂社・八幡社・若宮社・地神社・秋葉社)を参拝すると,中風にならないという言い伝えがあり,この神社はこの条件を満たすことのできるまれな神社です。「坂本七福会」が中心となって接待などもしています。また,この日は地神さんの日として供え物をまつり,春には豊作を祈り,秋には収穫を感謝しています。

七社七鳥居と石段

七鳥居に沿って約300段の石段があり,石段の脇には5対の狛犬が置かれています。